■2014年9月20日(土)「センス・オブ・ワンダー」読書会報告

 

『センス・オブ・ワンダー』 

2014年9月20日(土) 10:30〜12:30
日比谷公園 緑と水の市民カレッジ
参加者 11名

 今日の読書会は、特に発表担当者は決めずに、カーソンの書いた『センス・オブ・ワンダー』について、その本との出会いや自分との関わり、自分が一番好きな箇所や最も感銘を受けた部分などを参加者ひとりひとりが紹介し、それをもとに皆で自由に話しあう形で進められた。
 参加者からは、子供たちへの環境教育や自然観察会の体験からの意見や感想が述べられ、近隣での鳥の声や子供の泥んこ遊びにまつわるエピソードなどが紹介された。また、本の中の好きな箇所として、自然界の神秘にふれる喜びを語り勇気を与えてくれる箇所、満月のまえを横切って飛ぶ渡り鳥を観察し、秋の夜に音楽を奏でる虫を探索する楽しみを語っている箇所などが紹介された。また、子供の視点からの巧みな表現の指摘や、嵐の夜に幼い子供を海岸につれていくことへの率直な感想も出された。
 このような意見や感想を聞くなかで、『センス・オブ・ワンダー』が我々の日常生活や活動において息づいていること、また人それぞれ『センス・オブ・ワンダー』の大切な部分があることが感じられ、楽しく有意義な会であった。
 最後に、関連情報として、成城学園初等科「散歩科」の実践の例(飯沼氏)と、市川氏の論考の紹介があった。(資料配布)
(井上 記)