■2014年11月15日(土)「センス・オブ・ワンダー」読書会報告
『センス・オブ・ワンダー』
2014年11月15日(土) 10:30〜12:30
日比谷公園 緑と水の市民カレッジ
担当:吉田哲郎さん
参加者 12名
小学生の頃、宵の明星と出会って、そこから宇宙の神秘への興味が芽生えた話から始まって、ご自身がどのような経緯で「センス・オブ・ワンダー」と出会われたかというお話を伺った。次いで、社会人になってから学びなおされた環境思想でのご自分の論文をもとに、「自然にふれる」ことが、特に現代においてどのような役割を果たすのかという点についてのお話があった。現代という時代は経済的に豊かになっているが、その一方で「生きる意味」を喪失している時代。理性が過剰に重んじられていて、感性をはぐくむ必要がある、自然にふれることはその感性を豊かにするとのことだった。
理性重視になってきた過程の自然の変容とその行方についてなど詳しい解説もあったが、難しい、という率直な感想もあった。
(小川 記)