■2015年1月17日(土)DVD「DEEP BLUE」鑑賞会報告

 

『DEEP BLUE』 

2015年1月17日(土)10:30〜12:30
日比谷公園緑と水の市民カレッジ

参加者 14名
担当  柳澤さん

 新年最初の読書会は、センス・オブ・ワンダーを感じさせる海の映画、『DEEP BLUE』鑑賞を行った。
 地面が見えないほど埋め尽くしたマユグロアホウドリの群、砂浜を集団移動するコメツキガニの様子、そしてだんだんと深く海のなかに潜っていき、神秘的な深海の生きものたち・・・映画は、私たちが見たこともない景色を、次々と目の前に展開してくれる。映画では生きものの名前を全部は教えてくれないのだが、柳澤さんが調べて解説を作ってくださったのでよくわかり、すばらしい90分の海の旅だった。どの場面も、一生に一度遭遇することがあるかどうかというすごい自然なのだが、このうちの幾つをも体験したことがあるというHさんには驚いた。うらやましいと同時に、身近にこんな方がいるのなら体験談をもっと伺いたいな、と思った。
 映画のどの場面もおびただしい数の生きものであふれている。だが、映画の最後ではシロナガスクジラが出てきた。かつては30万頭もいたシロナガスクジラ、今はその1%にも満たないそうだ。ウナギ、マグロなど今まで普通に食べていたもので絶滅を心配されているものも多い。自然を謳歌するだけでなく、守る姿勢が、これからは特に必要なのだろう。

                 (文責 小川)