■2015年7月18日(土)

    


自然を語る会
2015年7月18日(土) 10:30〜12:30
於:日比谷公園 緑と水の市民カレッジ
参加者 18名
担当 岩渕さん


今日の読書会は、ポール・ブルックス著『レイチェル・カーソン』の第1章だった。
岩渕さんからレジメに沿って説明があった。作家は孤独なもの、でもこれも悪くないという
カーソンの作家についての考えに始まり、主題の大事さ、明快な表現を求めて推敲を重ねた
カーソンの作家姿勢について述べられた。『沈黙の春』執筆への動機とも思われる部分は輪読した。
原子力時代の到来は、生命の一部である人間が生命の流れを変化させる(滅亡させる)力を持つはず
はないというカーソンの信念を揺るがせた。このことに彼女ははじめ目をつぶって見まいとしたが、
それではいけないと考えるようになった。そのことが『沈黙の春』を書き上げたときのカーソンの
信念を作っていったのだ。
その後の話し合いで、自然を語る会で、現代的課題の本を取り上げることも必要ではないか
との意見も出た。次回から、『レイチェル・カーソン』を題材として、現代的話題とも関連
させて話し合っていくことになった。

(文責:小川)