■2015年9月19日(土)
自然を語る会
2015年9月19日(土) 10:30〜12:30
於:日比谷公園 緑と水の市民カレッジ
参加者 14名
担当 小川真理子
『レイチェル・カーソン』
ポール・ブルックス 上遠恵子訳
第2章 合流
合流とはどういうことだろう?
カーソンは幼少時代、自然と文学の両方に深い興味を持っていた。将来は作家になりたいという気持ちで
大学は英文学に進んだが、2年生の時に生物の授業に深い感銘を受け、自然科学を専門とする決心をする。
その当時、文学と生物は相いれない専門とみなされていたし、女性が仕事にできるのは文学だけということで
周囲にも引き留められ、カーソン自身も悩んだが、テニスンの詩に背中を押され、自然科学を専攻する。
その時点で文学はあきらめたつもりだったが、仕事についたカーソンは自然科学と文学的素養の両方を合流した
自然文学の作家へと進んでいった。
読書会では当時のアメリカの自然学習運動やテニスンの詩「ロックスリー・ホール」などが話題になった。
(小川)